学長:大前研一
撮影/小倉雄一郎(小学館)
1975年に出版された『企業参謀-戦略的思考とはなにか』(大前研一著)は、経営への科学的なアプローチとして、オイルショック後の日本企業に大きなインパクトをもたらし、そして、いまなお、世界中のビジネススクールや企業研修の教科書としても用いられています。
冷徹な分析と人間の経験や勘、思考力を最も有効に組み合わせた思考形態「戦略的思考」こそ、どのような新しい困難な事態に面しても、人間の力で可能なベストの回答を出してゆく方法です。しかし、『企業参謀』が出版されてから40年以上経った今、インターネットの普及とそれに続くデジタル化やさらなるグローバル化など70年代当時とは企業の環境も大きく異なってきており、結果を出すための「戦略的思考」が変化してきています。
そこでBBTでは、「気概をもって、一人一人が戦略的思考家として現状を打破してほしい」という想いから、戦略的思考法をトレーニングするオンライン講座を開講。成功のプロセスを自ら考えなくてはならない中、「戦略的思考家」を目指すために、『現代版 企業参謀』『企業分析と価値創造』『マーケティング・コミュニケーション』の3講座の講義映像と、豊富なアウトプットトレーニングにより実践力を身につけます。
ビジネス・ブレークスルー大学副学長
東京大学工学部化学工学科卒、マサチューセッツ工科大学化学工学修士取得。千代田化工建設株式会社を経て1986年マッキンゼー・アンド・カンパニー入社。1992年に同社パートナー、1999年にシニア・パートナー。ヘルスケア研究グループのリーダーなどを歴任、2009年6月同社退職。現在、Intrinsics代表、花王株式会社独立取締役、株式会社ビジネス・ブレークスルー取締役、文部科学省 国立研究開発法人審議会会長などを務める。
エミネンスLLC代表/ビジネス・ブレークスルー大学大学院 教授
京都大学大学院法学研究科、エモリー大学ビジネススクールMBA課程修了。PwCコンサルティング、日本アイ・ビー・エム、RHJインターナショナル(旧リップルウッドホールディングス)などを経て現職。
著書に『ビジネスモデルの教科書』『ビジネスモデルの教科書【上級編】』『サービスの経営学』、共著に『実践シナリオ・プランニング』、訳書に『戦略立案ハンドブック』(すべて東洋経済新報社)などがある。
回 | タイトル | 内容 |
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第0回 | イントロダクション | コースの方針、アジェンダ、受講方法、講師紹介 |
第1回 | 問題解決(1)-基本的なテクニック | 戦略と問題解決 基本的なテクニック(分解と統合) |
第2回 | 問題解決(2)-戦略につながる調査・分析の切り口 | 戦略につながる調査の切り口(市場分析/競合分析/自社分析) その他の分析 |
第3回 | 戦略的なものの考え方 | What, if?思考、ゼロベース思考 よくない日本的思考:場当たり的対応、“me too”思考、先延ばし、ボトムアップ |
第4回 | 戦略の意味、戦略の必要性 | 戦略とはそもそも何か?戦略ではないものは? 戦略を持つことの必要性 |
第5回 | 戦略の目的と業績評価指標 | “勝ち”の状態の定義(売上?利益?占有率?雇用?社会問題?) |
第6回 | 戦略の内容の全体像 | 戦略を構成する諸要素 |
第7回 | 市場の選択 | 市場の成長性、収益性とポーターの理論 サブ市場の観察 |
第8回 | コストリーダーシップ、差別化、集中 | “差別性”の意味と差別性の持ち方 集中することによる競争優位のダイナミズム |
第9回 | 製品・市場マトリクスとポートフォリオマネジメント | 最大化としてのポートフォリオマネジメント 持続性と資金移動としてのポートフォリオマネジメント |
第10回 | ケイパビリティと強み・弱み | コアコンピタンスとその例 強みと弱みの認識 |
第11回 | KFS | KFSが生じる原因 環境変化によるKFSの変化, KFSと製品ライフサイクル 各種のKFS |
第12回 | 相対的優位(1)-ビジネスシステムの違い | 構造的優位とは 構造的優位の種類 |
第13回 | 相対的優位(2)-模倣が困難な非対称性の利用 | 戦略に利用可能で、模倣不可能な競合との違い 経済優位性のパターン |
第14回 | 新機軸展開 | 新機軸の例 新発想を生み出すテクニック |
第15回 | 環境の変化と不確実性 | 環境変化が戦略の要素に与える影響 シナリオの考え方 |
第16回 | 戦略の時間的展開(ストーリー) | 戦略の実現過程の組み立て 競合の模倣や対応の予測 先制の重要性 |
第17回 | 提携による他社レバレッジ | 提携の形態 能力のレバレッジ |
第18回 | 財務モデル | 財務上のトレードオフ 財務モデルの例 財務レバレッジ 企業価値の算定 |
第19回 | 戦略立案の中期経営計画への組み込み | 中期経営計画の立案プロセス |
第20回 | まとめ-企業参謀へのアドバイス | まとめ |
事業家・思想家/ブルー・マーリン・パートナーズ株式会社 代表取締役社長
早稲田大学政治経済学部(小野梓奨学生)・東京大学大学院修士。
1999年より大手外資系コンサルティング会社でM&Aに従事し、カネボウやダイエーなどの企業再生に携わった後、独立・起業。企業の実態を可視化するサイト「シェアーズ」を運営し、証券会社や個人投資家に情報を提供する。2010年に同事業を売却したがのちに再興。クリスピー・クリーム・ドーナツの日本参入、ECプラットフォームの立ち上げ(のちにDeNA社が買収)、宇宙開発事業・電気自動車(EV)事業の創業・投資および資金調達にかかわる。その他、Gift(ギフト:贈与)経済システムの創業・運営、劇団経営、世界遺産都市ホイアンでの8店舗創業(雑貨・レストラン)・海外ビジネス研修プログラム事業、日本漢方茶事業、医療メディア事業、アーティスト支援等、複数の事業・会社を運営する傍ら、執筆・講演活動を行っている。専門は貨幣論・情報化社会論。 NHK「ニッポンのジレンマ」論客として出演テレビ東京「オープニングベル」、TBS「6時のニュース」日経CNBC放送、 財政再建に関する特命委員会 2020年以降の経済財政構想小委員会に出演。慶應義塾高校非常勤講師、横浜市立大学・福井県立大学・アカデミーヒルズなどで講師をつとめた。
著書に、『なぜか日本人が知らなかった新しい株の本』(ランダムハウス講談社)『デューデリジェンスのプロが教える 企業分析力養成講座』(日本実業出版社) 『世界を変える会社の創り方』(ブルーマーリンパートナーズ)『そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか』(アスキー・メディアワークス)『なぜゴッホは貧乏で、ピカソは金持ちだったのか?』(ダイヤモンド社 )『10年後世界が壊れても君が生き残るために今身につけるべきこと』(SBクリエイティブ)等がある。
回 | タイトル | 内容 |
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第1回 | コース全体の説明 オープニング | コースの方針、アジェンダ、受講方法、講師紹介 問題解決の全体像 |
第2回 | 本当に良い会社とは? | 財務3表(PL/BS/CF)の関係を俯瞰する 事業のコアを見極める |
第3回 | もっと突っ込んで財務諸表を見てみよう | PL/BSの中身を深く見てみよう ROIC(投下資本利益率)とビジネスシステム分析 |
第4回 | プロは具体的に何をやっているのか? | 企業再生の4領域(財務リストラ/資産管理/オペレバ/成長戦略) |
第5回 | 総合演習1 - テルモVSニプロ 前編 - | 財務分析実践 |
第6回 | 総合演習2 - テルモVSニプロ 中編 - | ビジネスシステム分析実践 |
第7回 | 総合演習3 - テルモVSニプロ 後編 - | 施策としてのM&A 施策価値評価/親和性評価 |
第8回 | 21世紀のリテラシー | 21世紀のキャリア 人間関係 考えること・考えないこと |
第9回 | 事業の肝を見極める | 事業の肝 実は敵、実は味方、本当の顧客 |
第10回 | ビジネスモデルの類型と進化 | ビジネスモデルの類型 ビジネスの進化 |
第11回 | 21世紀のビジネス | 20世紀のビジネス:「習慣化」「画一化」「標準化」 21世紀のビジネス:つながりと物語を売る お金から信用へ |
第12回 | 講座のまとめ | 講座のまとめ 終わりに |
名古屋商科大学 商学部 教授、名古屋商科大学大学院 マネジメント研究科 教授
現役のマーケティング論の学術研究者。実業では大手企業において、本社事業開発室長、関連企業の取締役兼CMO(マーケティング最高責任者)を歴任、全社的な事業開発とマーケティング戦略、デジタルマーケティングを推進してきた経験をもつ。経済産業省主管『消費者インテリジェンス』研究会(2016)委員、経済産業省主催「デジタルコンテンツEXPO」特別賞選考会委員、日刊工業新聞主催「キャンパスベンチャーグランプリ」審査委員など歴任。CMO Japan Summit、日本経済新聞、日経デジタルマーケティング、宣伝会議、Google、IBMやKDDI主催のセミナーなどで講演多数。
著書に『デジタルで変わるマーケティング基礎』(共著)宣伝会議。『顧客の信頼を勝ちとる18の法則
-アドボカシー・マーケティング-』(単著)日本経済新聞出版社。訳書に『アドボカシー・マーケティング』(単訳)英治出版。
マサチューセッツ工科大学スローン経営大学院修士課程修了。
名古屋商科大学2016年アウトスタンディング・ティーチング・アウォード受賞。
所属学会は、日本商業学会、日本消費者行動研究学会、日本広告学会、日本マーケティング学会、日本マーケティングサイエンス学会、経営行動科学学会、組織学会など。
<主な研究分野>
顧客マネジメント、顧客志向、サービス・マーケティング、マーケティング戦略
科学研究費助成事業 2015年3月採択
吉田秀雄記念事業財団助成研究助成 2015年3月採択
回 | タイトル | 内容 |
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第0回 | イントロダクション | コースの方針、アジェンダ、受講方法、講師紹介 |
第1回 | オリエンテーション | 本講座の特徴 マーケティングとは何か ニーズとウォンツ |
第2回 | 顧客志向と事業定義 | 顧客志向とマーケティングの本来あるべき姿とは |
第3回 | ブランド価値 | ブランドとは何か ブランド価値を評価するフレームワーク |
第4回 | 価値共創と経験価値 | ブランド価値を高める価値共創と経験価値の概念について 先進的なブランド価値の高め方 |
第5回 | ブランド開発戦略 | ブランド開発戦略 ブランド拡張と収縮 |
第6回 | ブランド・ポジショニング | 原点回帰、コア・コンピタンスの事例紹介 |
第7回 | ブランド論からコミュニケーション論へ | ブランド論からコミュニケーション論への展開 施策価値評価/親和性評価 |
第8回 | コミュニケーション戦略 | コミュニケーションの基礎について 事例紹介 |
第9回 | デジタル広告 | 技術の進歩が速い最新のデジタル広告とその可能性について |
第10回 | デジタル・マーケティング | ビッグデータ、ゲーミフィケーション、オムニチャネルなどデジタル特有の考え方について マーケターが考えるべき要点とは |
第11回 | 顧客マネジメント | カスタマーエンゲージメント 事例紹介 |
第12回 | カスタマー・アドボカシー | 現在のマーケティング環境にあった、顧客志向マーケティングとは |
第13回 | マーケティングコンセプト | 時代の変遷としてマーケティングの考え方がどのように変化したか まとめ |
撮影/小倉雄一郎(小学館)
『現代版 企業参謀』の講師を務める門永氏、今枝氏より、BBT大学の大前学長に「企業参謀」や「戦略的思考」について質問する特別講義をご用意。
『企業参謀』の誕生秘話から、大前研一が考える企業参謀の役割の変化、これからの戦略論の進化など、ここでしか聞けない特別講義です。
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還付条件 | 『第2期 戦略的思考トレーニング』に申し込まれた方で、修了要件の全てのレポートの提出および合格をされた方に、受講終了後、コースに応じて受講料の一部を還付します。
■修了要件 【基本コース】 ―課題レポート3題 提出および合格 ―月1ニュースレポート 12回提出中8回以上の提出 ―最終修了レポート 提出および合格 【特訓コース】 ―課題レポート3題 提出および合格 ―月1ニュースレポート 12回提出中8回以上の提出 ―総合アウトプットレポート 3回全ての提出および合格 ―最終修了レポート 提出および合格 ※いずれも指定のオンラインフォームより提出していただきます ※特訓コースでは、総合アウトプットレポート(全3回)および最終修了レポートにおいて、各回2回ずつの提出が必須です。1回目は添削フィードバックのみ、2回目の提出で添削フィードバックおよび合否判定を実施します。 コースの学習内容や修了要件は こちら |
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募集締め切り | 締切延長!2018年3月30日(金)15:00まで
※募集期間中でのお申込およびご決済が必要となります。 ※申込み時に書類審査などはございません。 |
受講期間 | 2018年4月1日から2019年3月31日まで |
還付日/還付方法 | ・2019年5月末に、還付対象者の方に受講料の一部を還付します。 ・お振込み先はご本人様名義の日本国内の銀行口座に限ります。 2019年4月10日から5月10日までの間に還付対象の方へ詳細のご連絡をします。 |
ご注意事項 | 1. 本制度の対象外となる場合 ・『第2期 戦略的思考トレーニング』以外のコース及び講座にお申込された方 ※各講座の単体コースを受講および修了しても本制度の対象とはなりません ・法人契約でお申込みされる方、あるいは法人名義のお支払で受講される方 ※制度の適用を希望される方は必ず個人名義でのお申込み・お支払いをお願い致します ※法人名義での領収書は発行いたしますが、請求書は発行いたしかねます ・株主優待を利用してお申込みされる方 2. 本制度期間中の割引きについて ・株主優待を使ってのお申込みはできますが本制度の対象外となります ・BBTラーニングマイルは本制度の募集期間中に使用することが出来ます |